【Vol.81】見たことのない1次情報を探しに

【Vol.81】見たことのない1次情報を探しに

UNCOLORED WEEKLY MAGAZINE
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UNCOLORED WEEKLY MAGAZINEは、クラフトカルチャーを軸に、世界中を独自取材し、次の時代のヒントを見つけるためのカルチャーマガジンです。
毎週金曜日にお届けします。

Hello everyone.
ロンドンのヒースロー空港でトランジット待ちです。
ヒースロー空港は、セキュリティが世界でもかなり厳しい空港の一つで、ドローン用のバッテリーを持ち込むので、毎回スタッフも検査を受けますが、乗り切っています!
散歩のイラスト
CONTENTS
  1. NEWS TOPICS
  2. MAKERS STORY -新しい時代のモノづくり-
  3. What's up BOSS
    Festival Photo Martagny
  4. Health Documentary
    身体を変える、リアルストーリー
  5. Question & Answer
  6. have a good weekend
MAKERS STORY 新しい時代のモノづくり
Coffee Written by
Tateyuki Adachi
Whats up BOSS
Health Documentary 身体を変える、リアルストーリー
Question Answer BOSSがみなさまからの質問に答えます
オーナー安達に聞いてみたいことを大募集!いただいた質問はメールマガジン内でお答えします。
全ての質問に答えられない場合もございますが、翌週以降で回答することもありますので、どしどしと、好きなことを質問してください! info@un-colored.com
Q
先日はLAのお土産のチョコレートをお送りいただき、ありがとうございました。

実は昨年、40歳を迎えたタイミングで「何か新しいことを始めたい」と思い、中国語の勉強を始めました。
そこから頻繁に中国へ通ったり、中国に関する本を読んだりするうちに、雲南省のシャングリラという場所に強く惹かれるようになりました。
そして先日、カメラといただいたチョコレートを持って、実際にシャングリラへ行ってきました。
標高3,000mを超える高地に広がる景色や街の空気感はもちろん素晴らしかったのですが、それ以上に驚いたのが雲南省のコーヒーでした。
中国のコーヒーというと正直あまりイメージがなかったのですが、現地で飲んだ雲南のスペシャルティコーヒーは本当に美味しく、そしてそのコーヒーとチョコレートの組み合わせが最高だったのは言うまでもありません。
あまりに印象的だったので、急遽今月も再び雲南省へ向かうことにしました。今回はさらに南下して、普洱や保山方面のコーヒー農園まで足を運んでみようと思っています。

安達さんは以前、LAのローカルカルチャーやコーヒーショップについても書かれていましたが、中国のコーヒー豆やコーヒーカルチャーの未来についてはどのように考えておられますか?
もし何か感じておられることがあれば、ぜひお聞きしてみたいです。
A
素敵なお話をありがとうございます。
そして、LAのクラフトチョコレート当選されたのですね!

40歳をきっかけに中国語を始めて、実際にシャングリラまで行かれた、そういう流れ自体が、とても良いなと思いました。
しかも、チョコレートを持って旅してくださったとは嬉しいです。

雲南のコーヒーについてですが、僕もかなり面白い動きが始まっていると感じています。
まず山側では、いわゆる天空農園(Sky Farm)のようなプロジェクトが、中国のコーヒーのイメージを塗り替えています。

農薬不使用や、化学肥料と有機肥料を組み合わせた栽培、シェードツリーを使った環境づくりなど、かなり丁寧に農園設計をしていて、これまでの「雲南=安いブレンド用」という印象とはまったく違うロットが出てきています。
標高の高さも活かしながら、“少量高品質”に振っているところに、今の中国らしい新しい動きを感じます。

もう一つ面白いのは、発酵プロセスです。
雲南には、お茶、とくにプーアル茶の発酵文化がありますよね。
その知見がコーヒーにも入ってきていて、ダブルファーメンテーションやアナエロビックなど、発酵段階をコントロールしながら、フルーティさやリキュールのような香りを引き出す試みが増えている。
単なる変わり種ではなく、テロワールと発酵がきれいにつながっているロットは、本当に面白いと思います。
「お茶の国が、自分たちなりの発酵コーヒーを模索している」という見方もできるのではないでしょうか。

そして街側に目を向けると、上海のストリートコーヒー文化も独特です。
カフェの数が多いだけでなく、市場の一角のスタンドや、テイクアウト前提の小さなショップが、街のリズムに自然に溶け込んでいる。
そこで出てくるドリンクも、欧米のコピーではなく、中国茶とエスプレッソを掛け合わせたものや、漢方・デザート文化と混ざったような「お茶×コーヒー」の世界になっていて、これもすごく中国らしい再解釈だと思います。

つまり、
山側では、天空農園のようなオーガニック寄りの少量高品質と発酵プロセス。
街側では、上海のストリートと“お茶×コーヒー”のミックス。

この両方が同時に進んでいるのが、中国のコーヒーの面白さなのかなと思います。
まだこれから伸びていく余地も大きいですし、雲南の農園や上海の街の動きがどうつながっていくのか、楽しみですね。
Q
質問コーナー、いつも楽しく読んでいます^^
今年40歳になります。中3と高1の息子を持つシングルマザーです。

専門職として働いていて、気づけば20年。独立してから丸7年が経ちました。
あっという間の年月でした。
本業のほかにも違う分野の仕事を少しずつしていますが、20年続けてきた本業は、最近少しずつ自分の中で変化してきていて、
「自分がやれる仕事」「生活するための仕事」
という感じになってきています。
ひとり親でもありますし、現実的に稼がなくてはいけないというプレッシャーは常にあります。
そのプレッシャーがあったからこそ頑張れたこともたくさんありました。
新しい技術や知識は取り入れているものの、どこか飽和状態でもあり、昔のような情熱を持つことが少しずつ薄れていることに寂しさも感じています。
仕事は生活の一部であり、人生の多くの時間を使うものですよね。
子どもたちも数年後には旅立っていくでしょうし、その先に「自分は何をしたいのか」と考えた時に、立ち止まってしまいそうです。
安達さんは、「仕事」にどんなモチベーションで向き合っていますか?
最近、心がときめく仕事があれば教えてください。
A
シングルマザーで2人の子育て、それは貴重な経験ですね。
何度もできることではないですし、ご家族だけの思い出がたくさんあることでしょう。
仕事と生活、家族と自分の将来。
わあ、今回は大きなテーマですね。

僕は、モチベーションについてはあまり考えたことがありません。
人がやっていないことをやっていきたいと思っているので、その時間は、楽しい時間を過ごしているなと思うこともあります。
しかし、その反面、面倒なことも多いですし、人に裏切られたり、思うように進まないこともあります。
何が楽しいのか、何のためにやっているのか分からなくなって、自暴自棄になることもあります。
だからかもしれませんが、僕は少しだけ、ふざけるように仕事をしています。
うまくいかないことを悲観的に見ると、一つ一つが重たくなってしまうので、
ちょっとおふざけしている感じで、でも真剣にやっています。
それと、自分でコントロールできないことは、なるべくやらないようにしています。

例えばこの2年間で、
メルマガ、雑誌、映画、動画、写真集、写真展、スポーツチーム、新店舗、イベント、ブランドなど、いろいろなものを作ってきましたが、
全部、自分たちでコントロールできることです。
自分でコントロールできないことを、無理にコントロールしようとすると、
大きなストレスがかかるし、モチベーションが揺れる原因になるのだと思います。
天気、人、取引先、売上、顧客、行政。
こういうものは、こちらではコントロールできません。
その間でイライラするよりも、
自分にできることを、後回しにせず片づけていく。
その習慣が、結果的に楽しく仕事をするコツなのかもしれません。

最後に、今ときめいているのは、ジャングルの中で見たことのないキノコを発見することです。
それを見つけたら、自然のままの美しさをカメラに収めて、お見せしますね。
UNCOLORED
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