【Vol.30】パリでの1週間奮闘記。POPUPと写真展での出会いと経験。

【Vol.30】パリでの1週間奮闘記。POPUPと写真展での出会いと経験。

UNCOLORED WEEKLY MAGAZINE
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UNCOLORED WEEKLY MAGAZINEは、クラフトカルチャーを軸に、世界中を独自取材し、次の時代のヒントを見つける為のカルチャーマガジンです。
毎週金曜日にお届けします。

Hello Everyone.
初めての海外POPUP、初めての海外写真展。新たな挑戦をすると、新たな出会いがあり、新たな経験を積み、その分だけ成長する。
沢山の人に僕らの商品や作品を届けるには、どうしたら良いのか?
ずっとずっと探していくしかない。
今週のメルマガ、スタートです。
CONTENTS
  1. NEWS TOPICS
  2. MAKERS STORY -新しい時代のモノづくり-
  3. JUST US 2
  4. What's up BOSS
  5. Health Documentary
    身体を変える、リアルストーリー
  6. Question & Answer
  7. have a good weekend
MAKERS STORY 新しい時代のモノづくり
Coffee Written by
Tateyuki Adachi
JUST US 2
whats up boss
Health Documentary 身体を変える、リアルストーリー
Question Answer BOSSがみなさまからの質問に答えます
オーナー安達に聞いてみたい事を大募集!いただいた質問はメールマガジン内でお答えします。
全ての質問に答えられない場合もございますが、翌週以降で回答することもありますので、どしどしと、好きな事を質問して下さい! info@un-colored.com
今週は、Paris写真展で沢山いただいた質問からお送りします。
Q
チョコレート職人でありながら、なぜネイチャーフォトを撮っているのですか?
(フランス・ネイチャーフォト誌 編集者)
A
チョコレートって、誰もが知っているものですよね。
でも、その原料であるカカオがどこで育ち、誰が、どうやって発酵させているのかを知っている人は、実はほとんどいない。
その背景を知ると、同じチョコレートがまったく違って見えるようになる。

ライオンも同じです。人気があって、たくさんの人に写真も撮られている。
でも、夜どうやって眠っているか、どんな風に遊んでいるのか——
その日常の部分を、実際に見た人はとても少ない。

僕が写真を撮っている理由は、そういう“知っているつもり”の世界の、まだ知られていない部分をちゃんと伝えたいから。
そこにこそ、本当の物語があると思っています。
Q
あなたのライオンの写真には、他の写真家とは違う、穏やかさや優しさを感じます。それはどこから来ていますか?
(35歳・フランス人写真家)
A
それは、たぶん僕が“家族や子どもにも見せたい写真”を撮っているからだと思います。
ライオンはもちろん野生の肉食動物で、激しい場面もあります。
でもそれはほんの一部で、実際は家族でじゃれ合ったり、草の上で昼寝したりして過ごす時間の方が圧倒的に長いんです。

夜のライオンは、ほとんど誰も見たことがない。
でも、そこにこそ彼らの本当の生活がある。
僕はその“知られていなかった時間”に陽を当てて、伝えたいと思った。

それって、チョコレートの話とまったく同じなんですよ。
カカオの育て方や発酵の工程は見えづらいけど、そこに全部の意味が詰まっている。
“知らなかったけれど、ずっとそこにあったもの”を写真で伝えるという意味では、
ライオンもカカオも、同じテーマを持っています。
Q
あなたは写真家として大きな一歩を踏み出しましたが、この先はどこに向かっていくのですか?
(フランス・大手出版社 編集長)
A
僕は、自分のことを“写真家”だとは思っていません。
写真も撮るし、映画もつくるし、雑誌の編集長でもあり、ビジネスを立ち上げることもしている。
どれが本業というわけではなく、全部が同じ線上にある感じです。

人生って、先が見えないし、終わりがない道を歩いているようなものだと思っています。
だから、これからどこに向かうかというよりも、今の自分にできることを、一歩ずつやっていくしかない。

写真を撮ることは、ある意味で自分を知ることでもあります。この先も、自分と世界の関わり方を探るような作品をつくっていきたいと思っています。
BOSSイラスト
UNCOLORED
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