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UNCOLORED WEEKLY MAGAZINEは、クラフトカルチャーを軸に、世界中を独自取材し、次の時代のヒントを見つける為のカルチャーマガジンです。
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Hello Everyone. 初めての海外POPUP、初めての海外写真展。新たな挑戦をすると、新たな出会いがあり、新たな経験を積み、その分だけ成長する。 沢山の人に僕らの商品や作品を届けるには、どうしたら良いのか? ずっとずっと探していくしかない。 今週のメルマガ、スタートです。 |
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世界のトップを目指す プロテニスプレイヤーが集う! |
今年で2年目となる、男子プロテニスの国際大会「BLUE SIX OPEN TOKYO」。 世界テニスの最高峰と言われるグランドスラムを目指す選手たちが集い、日本一を経験した選手も多数出場。 そんなハイレベルな大会が、6月30日から7月13日まで東京 · 有明テニスの森公園で行われます。 夏の暑さを吹き飛ばすくらいの、迫力あるプレーやスーパーショット。そして選手の息遣いなど、生で観戦するからこそ味わえる臨場感があります! 日本代表監督のトークセッションや出場選手とのヒッティングなど様々なイベントも開催予定。 公式Instagramで告知していきますので、お楽しみに! |
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初めての海外出店! green btb chocolate in Paris |
Bonjour! ついに、green bean to bar CHOCOLATEのポップアップストアがパリに開店しました👏👏 1月と4月に来て、何度も下見をしていますが、初めての出店で心配なのが “集客“ です。 何十年間も毎日、それが一番の心配事ですが、初の海外となるとなおさら。。 しかも、設営前日、PRスタッフがポップアップの会場を見に行ったところ、違うお店が出店していて…全然、お客さん入っていなかった、と。 さて、どうなってしまうのか? 現地のレポートをお伝えします! |
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開店前、準備の様子 |
さっそく、設営が始まりました。今回のディスプレイの重要アイテムは、暖簾。 Japanese Bean to Barのお店であることを、歩いている人たちに一目で伝える、集客の大切な役割を持っています。これにかかっている、と言っても良いくらいです。 |
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暖簾をくぐるとチョコレートが迎える |
無事に暖簾が付き、店らしくなってきました。パリで調達した什器を並べ、日本から持ってきたチョコレートやポスターを並べていきます。 すると…あれ?なんだか、少し空間が寂しい…。 いざ設置をしてみると、想定よりも什器が小さかったり、色味が足りなかったりと、空間を持て余してしまいました。 ある物で知恵を絞り何とかするのが、僕らの仕事。これぞ「The Makers」。 日本から予備で持ってきたポスターや布を飾り、UNCOLORED MAGAZINEを展示し、持ってきたスーツケースまで活用して、装飾を足していきました。 そうして、設営が完了! 暖簾をくぐると、チョコレートが綺麗に並んでいて、いくつものチョコレートの中から、試食や会話をして、選ぶことができる。 思い描いていた、パリの小さなチョコレートショップが完成しました。 |
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完成したPOPUP STORE |
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チョコレートがずらりと並ぶ |
迎えた初日。 「誰も来てくれなかったら、どうしよう…。」 そんな心配をよそに、気づけば多くのお客様が来てくださいました! |
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多くの人で賑わう店内 |
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試食や会話を楽しむ人々 |
目標の売上の倍の実績を叩き出し、もちろん売上も嬉しいですが、何より沢山のお客様と会話を交わし、チョコレートを楽しんでもらえたことが、本当に嬉しかった、と言うより本音は「ホッとした」です。 たぶん、スタッフは泣くと思います。 最終日は、緊張感から解放された安堵と、沢山のParisの人々に会えた嬉しさで、号泣確実です。 |
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母の家庭教師 |
今回は、いつものLunaとの対話ではなく、僕が妻のスマホで“家庭教師GPT”をつくった日の話です。 妻が娘の宿題に頭を抱えていた。 妻「これ、どう説明したらいいかな…?」 数学の問題。答えは分かるけど、「なんでそうなるか」を娘に説明できないらしい。インターナショナルスクールに通っている娘は、数学も英語で問題が出されるため、日本人には国語のような問題に思える。 Tate「GPTを使えば?」 と言ったら、 妻「え?それって使っちゃだめなんじゃないの?」 と返された。 Tate「娘が直接使うのは学校的にグレーだけど、母親が理解するために使うならいいでしょ」 と答えながら、妻のスマホを開いて、妻の為の“家庭教師GPT”を作り始めた。 |
名前: 家庭教師のApolloさん(名前は妻が決めた) トーン: 小学生でも分かるように説明/難しい言葉を避ける 目的: 解き方を理解させる → 母が説明できるようになる 性格 : 明るく説明し過ぎずに、アメリカンジョークを交える 禁止事項: 答えだけを教えない/一方的に解説しない/会話を促す 妻が隣で「それって、性格とかも設定できるの?」と驚いている。 Tate 「できる。性格も、語尾も、どこまで面倒見るかも、ぜんぶ。」 少しずつ構成して、最後に「この人は、日本に住んだことのあるカリフォルニア出身の40歳なんだよね」と笑って渡した。 |
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妻「どうやって使えば良い?」 Tate「ここに問題を入れて、この問題の解き方を娘に説明したいから、分かりやすく教えて、って書くよ」 妻「ナニコレ、めちゃくちゃ分かりやすい!」 Tate「自分の英会話用にも使えるよ」 |
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翌日は、いつもよりスムーズに宿題が進み、娘に「今日は早く終わったね」と言われたらしく、まんざらでもなさそうだった。 GPTは、“自分が考えるため”に使うだけじゃない。 誰かに説明するための相棒として設計することもできる。 それに気づいた日だった。 |
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写真を撮ること、自分を知ること |
写真展の初日。 想像していたよりも、ずっと濃くて、ずっと静かな1日だった。 写真展を観に来てくれた人の中に、好きな写真家の一人である、サラ・ムーンがいた。 1970年代にモデルから写真家へと転身し、ピレリカレンダーやシャネルなど数々のブランドを撮影してきた伝説のファッションフォトグラファーだ。 夢と現実の間にあるような、あの独特の世界観で、今もずっと第一線を走っている。 そのサラ・ムーンが、一枚一枚の前で立ち止まり、コメントをくれた。 言葉はとてもチャーミングで、でも芯があって。 最後にふっと笑って、こう言った。 「写真一つ一つに工夫が見えるわ。あなたは面白い人ね」 それだけで、この展示をやってよかったと思えた。 その後、ヤン・アルテュス=ベルトランさんと、編集者で美術批評家でもある、エリック・カルサンティさんに呼ばれ、食事をした。 ヤンさんは、世界100カ国以上を10年以上かけて撮影し、地球の美しさと環境問題を訴え、伝え続けてきた人だ。 食事の席で彼は、いかに僕がまだ未熟で、何も分かっていないかを伝えた。 かなり厳しい2時間だった。 そして、「明日の12:30に写真展に行くから待ってなさい」と言い残し、去って行った。 次の日、外は僕の気持ちを表すように小雨が降っていた。気が重く、酷評される覚悟で待っていると、彼がやって来て、「さあ、始めよう」と言ってスタートした。 一つ一つ写真を観ていく。あまり興味を示さないが、ある一枚の前で止まり、「これは良い、ライティングはどうしてる?」 説明をすると、「それは今まで考えなかった方法だ、面白い」。 そこから、次はこんな方法で撮ってみたらどうか? お前ならやりそうだ。 と、一気に距離が縮まり、彼のスマホに入っている写真を見せながら、他にもこんなアイデアがあるぞ、と話してくれた。 「俺達はライオンファミリーだ」と言って、BIGハグをしキスをした。 怒ったり、ファミリーになったり、これがフレンチ流なのか! ヤンさんは、 「行動を起こすことが幸せに繋がる」 俺の理念だ、と話していた。 パリでの写真展は、嬉しい出会いもあれば、酷評されたり、持ち上げられたり、すごく長く感じる、考えさせられる日々であった。 一気に大きな経験を積んだ気がする。 世の中に作品を出す、とは批判にさらされるということだ。 とくに、フランスアート界の目は厳しい。称賛もあれば批判もある。 グイグイと深い質問を浴びせられ、心を裸にされた気分になる。 それがアートの世界なのか。 明日はどんな事が起こるのだろう。 Find your own standards. |
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6月のテーマは「睡眠」です。 2022年の厚生労働省の調査によると、日本人成人の20.6%が慢性的な不眠を抱えているといわれています。 そこで、本部スタッフに、睡眠に関するアンケートを取りました。すると、8人中3人が睡眠不足を感じていることが明らかに(全体の37%ほど)。 「眠りが浅くて、少しの振動でも目が覚めてしまう」「寝つきが悪いと朝方まで眠れない日もある」などの声が挙がりました。 多くの人が抱える悩みの一つである、睡眠。 6月は、5月の「休息」から一歩踏み込み、睡眠が私たちの身体と心にどんな影響を与えているのか、見つめ直します。 |
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眠りは、脳と身体の修復時間 |
睡眠には2つの重要な側面があります。身体の修復と、脳の整理です。 ・深部体温が下がり、自律神経が副交感神経優位に切り替わる ・成長ホルモンが分泌され、筋肉や臓器、皮膚の修復が進む ・脳内では記憶や感情の整理が行われる ・メラトニンやコルチゾールといったホルモンがリズムを調整する つまり、よく眠るということは、「翌日の自分をつくる」行為。その日の疲れを癒すだけでなく、明日を整える準備そのものなのです。 |
セロトニンとビタミンDと睡眠 |
良質な睡眠の鍵は、太陽の光を浴びることで生成される「ビタミンD」にあります。ビタミンDは、幸せホルモンとも称されるセロトニンの生成を活性化させ、それにより自律神経が安定することで、睡眠の質が向上するといわれています。 実は以前、睡眠の質が悪化した時に、セロトニンを補給できる薬を処方されたことがありました。ところが、その錠剤を飲んだ瞬間、眠りが急に深くなり、逆に起きられなくなってしまいました。 自分の体には、錠剤が効きすぎることがわかり、それからは、錠剤に頼らず、太陽を浴び、規則正しい生活リズムを心がけるようにしています。 |
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睡眠に重要なことは「シンプル」なこと? |
街にはたくさんの睡眠グッズが売られています。例えば、睡眠に効くアロマや、耳栓や、ヒーリングミュージックなど。 もちろんそれらが効果的な場合もありますが、実際は太陽の光を浴びる、自分の身体に合ったものを食べる、よく運動する、そういったシンプルなことが重要なのではないか?と考えています。 現代を生きる私たちは、時間に追われながらも、「ちゃんと眠りたい」という気持ちをどこかに抱えているような気がします。眠りの形は、きっと人の数だけあってよい。 引き続き、身体に良い睡眠とは何か、その方法を探っていきましょう。 |
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オーナー安達に聞いてみたい事を大募集!いただいた質問はメールマガジン内でお答えします。
全ての質問に答えられない場合もございますが、翌週以降で回答することもありますので、どしどしと、好きな事を質問して下さい! info@un-colored.com 今週は、Paris写真展で沢山いただいた質問からお送りします。 |
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チョコレート職人でありながら、なぜネイチャーフォトを撮っているのですか?
(フランス・ネイチャーフォト誌 編集者) ![]() ![]()
チョコレートって、誰もが知っているものですよね。
でも、その原料であるカカオがどこで育ち、誰が、どうやって発酵させているのかを知っている人は、実はほとんどいない。 その背景を知ると、同じチョコレートがまったく違って見えるようになる。 ライオンも同じです。人気があって、たくさんの人に写真も撮られている。 でも、夜どうやって眠っているか、どんな風に遊んでいるのか—— その日常の部分を、実際に見た人はとても少ない。 僕が写真を撮っている理由は、そういう“知っているつもり”の世界の、まだ知られていない部分をちゃんと伝えたいから。 そこにこそ、本当の物語があると思っています。 ![]() |
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あなたのライオンの写真には、他の写真家とは違う、穏やかさや優しさを感じます。それはどこから来ていますか?
(35歳・フランス人写真家) ![]() ![]()
それは、たぶん僕が“家族や子どもにも見せたい写真”を撮っているからだと思います。
ライオンはもちろん野生の肉食動物で、激しい場面もあります。 でもそれはほんの一部で、実際は家族でじゃれ合ったり、草の上で昼寝したりして過ごす時間の方が圧倒的に長いんです。 夜のライオンは、ほとんど誰も見たことがない。 でも、そこにこそ彼らの本当の生活がある。 僕はその“知られていなかった時間”に陽を当てて、伝えたいと思った。 それって、チョコレートの話とまったく同じなんですよ。 カカオの育て方や発酵の工程は見えづらいけど、そこに全部の意味が詰まっている。 “知らなかったけれど、ずっとそこにあったもの”を写真で伝えるという意味では、 ライオンもカカオも、同じテーマを持っています。 ![]() |
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あなたは写真家として大きな一歩を踏み出しましたが、この先はどこに向かっていくのですか?
(フランス・大手出版社 編集長) ![]() ![]()
僕は、自分のことを“写真家”だとは思っていません。
写真も撮るし、映画もつくるし、雑誌の編集長でもあり、ビジネスを立ち上げることもしている。 どれが本業というわけではなく、全部が同じ線上にある感じです。 人生って、先が見えないし、終わりがない道を歩いているようなものだと思っています。 だから、これからどこに向かうかというよりも、今の自分にできることを、一歩ずつやっていくしかない。 写真を撮ることは、ある意味で自分を知ることでもあります。この先も、自分と世界の関わり方を探るような作品をつくっていきたいと思っています。 ![]() |
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今週はやっぱり写真展だ。今までとは、別の世界に足を踏み入れた気がする。
それがどんな世界なのか、全く分かってないけれど、どんな世界であっても、自分らしく歩いてみたい。 Have a good weekend!! ![]() |
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